2019.08.14 03:36オスグット・シュラッテル病オスグット・シュラッテル病とは膝の下辺りが痛くなる病気で、主に成長期の子供に多い病気です。メカニズムとしては膝蓋骨(膝のお皿)の下に膝蓋靭帯という靭帯があり、その靭帯が脛骨(スネの骨)に付着しています。その膝蓋靭帯がジャンプをしたり、ランニングなどを繰り返し行うことにより、脛骨が靭帯に引っ張られ炎症を起こし、疼痛、腫れなどが起きます。これは成長期のため骨が完全に骨化していなために骨がダメージを受けるためと言われています。
2019.08.09 15:05肉離れについて肉離れとは筋肉の損傷又は断裂をするケガの事で、主にスポーツのプレー中などで筋肉が急激に収縮された時に起こります。よく起こる部位としては下腿部(ふくらはぎ)や大腿部(太もも)に多く、筋肉のある部位ではどこでも起きます。今回はふくらはぎを例にご紹介したいと思います。原因としては、ダッシュ走や腕相撲、重いものを持ち上げるなどの急激な運動で起きます。また筋繊維に柔軟性がない人(体が硬い人)、筋肉が硬い(筋肉が疲労状態)などの人たちに多い傾向にあります。
2019.08.04 09:36腰痛について近年増え続けている腰痛症。特に最近では若年層でも起きやすい疾患とも言えます。今回は腰痛の原因と予防についてご紹介します。まず腰部の構造としては骨盤(腸骨+仙骨)の上に脊椎と呼ばれる椎骨があります。椎骨は腰(腰椎)に5個、背中(胸椎)に12個、首(頸椎)に7個存在します。また椎骨と椎骨の間には椎間板と呼ばれる軟骨性の組織があります。その周囲に靭帯や筋肉などの軟部組織が覆い、全面には胃や腸などの内臓器があり、その間をすり抜けるように血管や神経が通っています。耐久年数は個人差はありますが、椎間板の老化は20代半ばから始まり、それ以降はどんどん弱くなります。骨の成長も10代~20代がピークで40代から老化が始まります。また筋肉繊維は生活環境の差はありますが、2...